ソーシャルレンディング「maneo(マネオ)」について
maneo(マネオ)は2008年10月からサービスを開始した業界最大手のサービスで、日本で初めてソーシャルレンディングを提供したことでも知られています。
2017年3月時点での登録会員数は43,656人、成立したローンの総額は663億円を超えていて、名実ともにソーシャルレンディング(融資・貸付型クラウドファンディング)業界No.1となっています。
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サービス開始日 | 2008年10月 |
---|---|
貸付総額 | 663億3,864万円 |
登録者数 | 43,656人 |
(2017年3月21日時点)
マネオの募集案件(ローンファンド)
maneoで募集している案件(ローンファンド)には、「不動産担保付きローン」「米国不動産事業資金ローン」「メガソーラー事業者向けの融資」「事業性資金支援ローン」「maneoの虎(日本の中小・零細企業の事業化支援)」など様々な案件が用意されています。
基本的には2-8万円程度から投資できるようになっていて、利回りはリスクに応じて年5.0-8.0%程度となっています。これ以外の利回りも提供される場合があり、私が確認した範囲だと最大で13%という案件もありました。
利回りはリスクが高くなるほど高くなり、リスクが低いと利回りも低くなる傾向にあります。ただ不定期にキャンペーンファンドが提供される場合があり、リスクが低いにも関わらず利回りが高く設定されることもあります。
利回りが高い案件の場合は、個人投資家の間で争奪戦が繰り広げられ、募集開始から数秒で募集が終了してしまうなんてことも珍しくありません。
そのため確実に高利回り案件に投資したい場合は、PCの前で待機するか、スマホからアクセスすることが必須となる場合もあります。
入金・出金時の手数料
maneoへ入金する時
個人投資家がmaneoの投資口座へ投資用資金を入金(デポジット)する場合、銀行振込手数料は投資家の負担となります。
maneoから出金する時
金額 | 三菱東京UFJ銀行銀座支店宛 | 三菱東京UFJ銀行他支店宛 | 他行宛 |
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3万円未満 | 54円 | 108円 | 324円 |
3万円以上 | 162円 | 216円 | 432円 |
(2016年7月5日時点)
maneoから出金するときも所定の手数料がかかります。maneoはかなり大きな資産規模になってきたのだから、出金回数に制限を設けても構わないので、出金手数料を無料にしてほしいところではありますね。
2016年6月30日より、出金手数料の引き下げがありましたが、今後の無料化に期待したいです。
maneoの投資結果 分配金/損失金(貸倒れ金)
2013年からmaneoで始めたソーシャルレンディングの投資結果・分配金/損失金(貸倒れ金)は以下の通りになっています。
年 | 分配金 ※ | 損失金(貸倒れ金) | 合計 |
---|---|---|---|
2013 | 10,147 | 0 | 10,147 |
2014 | 41,801 | 0 | 41,801 |
2015 | 117,668 | 0 | 117,668 |
2016 | 256,309 | 0 | 256,309 |
2017 | 297,021 | 0 | 297,021 |
合計 | 722,946 | 0 | 722,946 |
※年間の税引前利益金額の合計
マネオの年間取引報告書
maneoでは確定申告の基礎資料として以下のような年間取引報告書を各個人の管理画面からダウンロードできるようになっています。
年間取引報告書をもとに各個人で確定申告を行う必要があります。20万円以下の場合は申告しなくてもよいケースもありますが、ケースバイケースです。疑問点などがある場合は、税務署に確認するのが確実です。
残念ながらソーシャルレンディングで発生した所得は雑所得に分類されるため、他の所得との損益通算ができません。今後の法改正で改善されることを期待したいところです。
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maneoの評判・体験談
私自身も2013年からmenoを利用していますが、豊富な募集案件はもちろん、システム周りもかなり洗練されている印象を受けます。
利回りが高い案件の募集が開始したときには一時的にサイトに繋がりにくくなるときもたまにありますが、それ以外についてはシステム面で大きな不満を感じたことはありませんね。1つだけ要望を出すとしたら投資資金に対する利回り(年利)を表示してほしいところです。
マネオの管理画面
maneoのシステムは「SmartLend(スマートレンド)」や「Crowd Lease(クラウドリース)」「GAIA FUNDING(ガイアファンディング)」「LC LENDING(LCレンディング)」など他のソーシャルレンディングサービスに提供されているほどです。
ただ、最近ではmaneo系のソーシャルレンディングサービスが乱立しているので、口座を1つ開設すればすべてのサービスの投資できるようにしてほしいところです。現状では各サービスごとに口座開設をしなければなりません。
また、maneoは2016年2月にGMOクリックホールディングスとの資本業務提携を発表しました。これによりますます業界No.1の地位は揺るぎないものとなりそうです。この提携により「個人向けハイイールド債市場の創設」や「貸付型クラウドファンディング(メザニンローン)を活用した新しい資金調達サービスの開発」「P2P(個人対個人)レンディング事業の将来的な展開」などを検討しているとのことです。
maneoの成長にともない、今まで個人投資家ではアクセスできなかった投資案件に少額から投資できるになることを期待したいですね。
ちなみに,maneoでは個人だけではなく法人の登録にも対応しています。会社にある余裕資金を短期で運用したいという場合に活用してみるのも良いかもしれません。
maneoの運営会社概要
会社名 | maneoマーケット株式会社 |
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住所 | 東京都千代田区内幸町1丁目1番7号 NBF日比谷ビル24階 |
電話番号 | 03-3580-2171(代表) |
設立日 | 2007年8月30日 |
資本金 | 301,019,200円 |
従業員 | 12名 |
金融商品取引業者 | 関東財務局長 (金商) 第2011号 |
maneoのソーシャルレンディング解説動画