ダウの犬(Dogs of the Dow)投資法とは?

インデックス投資やプロのファンドマネージャーにも負けない単純戦略「ダウの犬投資法」を紹介します。

 

元手が少ない個人投資家でも、かなりの高確率でプロのファンドマネージャーやインデックスを凌駕する成績が実証されている手法です。

 

投資手法は至ってシンプル。アメリカの様々な業種の代表的な30銘柄で構成されているダウ・ジョーンズ工業平均株価の中で配当利回りの高い10銘柄に対して投資をしていくものです。

 

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手元資金が少ない場合には、10銘柄ではなく5銘柄や1銘柄のなど臨機応変に対応します。ただし、1銘柄の場合、必然的にハイリスク・ハイリターンになるので注意が必要です。

 

基本的に購入した銘柄は1年間保有。1年経ったところで同様の手順で銘柄を選び、ポートフォリオの入れ替えを行います。年に1回の取引となるので時間やコストがかからないのも魅力です。

 

 

 

また、日本の株に応用してTOPIX コア30で日本版の「ダウの犬投資法」を行なっている個人投資家の人もいます。

 

まずは基本を抑えて、自分なりにいろいろ検証してみると良いかもしれません。

NYダウ 工業株30種採用銘柄

アメリカ版のYahoo!FINANCEを利用するとダウ工業株30種採用銘柄のPERや配当利回りを調べることができます。

 

銘柄 ティッカーシンボル PER 配当利回り(%)
アルコア AA 50.5 1.3
アメリカン・エキスプレス AXP 15.24 1.4
ボーイング BA 13.27 2.6
バンク・オブ・アメリカ BAC 46.12 0.4
キャタピラー CAT 9.9 2.1
シスコシステムズ CSCO 13.56 2.7
シェブロン CVX 9.48 3.1
デュポン DD 16.29 3.6
ウォルト・ディズニー DIS 17.24 1.4
ゼネラル・エレクトリック GE 17.07 3.5
ホームデポ HD 23.93 1.7
ヒューレット・パッカード HPQ N/A 3.1
アイ・ビー・エム IBM 14.23 1.7
インテル INTC 9.84 4.3
ジョンソン・エンド・ジョンソン JNJ 18.94 3.3
JPモルガン・チェース JPM 8.92 2.6
コカ・コーラ KO 19.4 2.7
マクドナルド MCD 17.42 3.3
スリーエム MMM 15.93 2.4
メルク MRK 19.55 4.0
マイクロソフト MSFT 14.94 3.3
ファイザー PFE 21.03 3.6
プロクター・アンド・ギャンブル PG 19.62 3.2
エーティーアンドティー T 44.64 5.3
トラベラーズ TRV 12.4 2.4
ユナイテッド・ヘルス UNH 10.65 1.5
ユナイテッド・テクノロジーズ UTX 15.71 2.4
ベライゾン・コミュニケーションズ VZ 138.73 4.8
ウォルマート・ストアーズ WMT 14.36 2.3
エクソンモービル XOM 9.66 2.5

※2013年1月24日時点

 

 

「自社株買い」には注意を払う

ダウの犬の投資を行う際には、割安の株を見つける指標として配当利回りが使用されます。しかし、最近では「自社株買い」などを行う企業も増えてきたことにより、以前ほど信頼度がなくなってきています。

 

そのため、配当利回りの他にもPERを参考にするとさらに精度が良くなる可能性もあるので参考にしてみるのも良いでしょう。

 

 

NISA枠を使って「ダウの犬投資法」をやってみるのもなかなか面白いかもしれませんね。

 

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