楽天証券が個人型DCの取り扱いを開始!

楽天証券確定拠出年金

 

2017年1月から個人型確定拠出年金(愛称:iDeCoイデコ )の加入対象者の拡大されるのを受けて、楽天証券は2016年9月24日から個人型確定拠出年金の取り扱いを開始しました。

 

これまではネット専業証券で個人型DCを取り扱っていたのはSBI証券のみでしたが、ここに楽天証券が加わることになります。

 

2017年からの法改正を機に加入を検討している人も少なくないと思います。ここではネット証券の代表格である楽天証券とSBI証券の個人型確定拠出年金はどちらがおすすめなのか?「手数料」や「取り扱い金融商品」についてじっくりと比較検討してみたいと思います。

 

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楽天証券の個人型確定拠出年金に関する手数料

楽天証券の個人型確定拠出年金の手数料についてまとめてみました。SBI証券の口座手数料とあわせて確認してみましょう。

 

加入時や移換時にかかる手数料

新たに個人型確定拠出年金に加入する場合や企業型の確定拠出年金から移換する場合に発生する費用になります。

  楽天証券 SBI証券
国民年金基金連合会 2,777円 2,777円
運営管理機関 0円 0円 (通常1,080円)
合計 2,777円 2,777円

(税込み)

 

2016/9/23から2017/3/31までの期間はキャンペーンが適用され0円(無料)となります。

 

 

口座維持管理手数料

口座を維持するためにかかる手数料。毎月費用が発生します。

 

加入者の場合(掛金を拠出している場合)
  楽天証券 SBI証券
国民年金基金連合会 103円/月 103円/月
信託銀行 64円/月 64円/月
運営管理機関 0円 (資産残高10万円未満の場合は226円/月) 0円 (資産50万円未満の場合は324円/月) 
合計 167円/月 (資産残高10万円未満の場合は393円/月) 167円/月 (資産残高50万円未満の場合は491円/月)

(税込み)

 

2016/9/23から2017/3/31までの期間はキャンペーンが適用され残高50万円未満であっても0円(無料)となります。

 

 

運用指図者(掛金を拠出していない場合)
  楽天証券 SBI証券
国民年金基金連合会 - -
信託銀行 64円/月 64円/月
運営管理機関 0円 (資産残高10万円未満の場合は226円/月) 0円 (資産50万円未満の場合は324円/月)
合計 64円/月 (資産残高10万円未満の場合は290円/月) 64円/月 (資産残高50万円未満の場合は388円/月) 

(税込み)

 

2016/9/23から2017/3/31までの期間はキャンペーンが適用され残高50万円未満であっても0円(無料)となります。

 

 

給付時の手数料

給付を受け取るときにかかる費用。

  楽天証券 SBI証券
国民年金基金連合会 - -
信託銀行 432円/回 432円/回
合計 432円/回 432円/回

(税込み)

 

 

還付時の手数料

拠出した掛金を戻したときにかかる費用。

  楽天証券 SBI証券
国民年金基金連合会 1,029円/回 1,029円/回
信託銀行 432円/回 432円/回
運営管理機関 0円 648円/回
合計 1,461円/回 2,109円/回

(税込み)

 

楽天証券のiDeCo(イデコ)、取り扱い金融商品

楽天証券の個人型確定拠出年金で取り扱う金融商品は以下の通りになっています。SBI証券の取り扱う金融商品とあわせて確認してみましょう。

 

  楽天証券 SBI証券
元本確保型商品 1本 3本
元本変動型商品 27本 50本
合計 28本 53本

2016年9月28日時点

 

楽天証券のおすすめファンドはこれ!

楽天証券で取り扱っている金融商品の中で、自分が実際に投資するならこのファンドだろうというのをいくつかピックアップしてみました。基本的には低コストのインデックスファンドを選んでおけば間違いないです。

 

名称 分類 信託報酬(税込み)
三井住友・DC日本株式インデックスファンドS 日本株式 0.2052%
三井住友・DC日本リートインデックスファンド 日本REIT 0.2808%
たわらノーロード 先進国株式 外国株式 0.2430%
たわらノーロード 先進国債券 外国債券 0.2160%
三井住友・DC外国リートインデックスファンド 外国REIT 0.3024%

 

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楽天証券とSBI証券どっちがおすすめなのか?

楽天証券は個人型確定拠出年金では後発組になるので、手数料に関してはかなり研究してきています。今まで口座手数料最安値であったSBI証券やスルガ銀行などよりもさらに低いコストでインパクトを与えました。

 

この楽天証券の手数料を受けて、SBI証券が慌ててキャンペーンを適用して対抗しました。SBIのキャンペーンが延長や恒久化されない限り、手数料に関しては楽天証券に分があると言えそうです。

 

取り扱い金融商品に関しては、10年の運用実績があり、業界最多のラインナップを取り揃えているSBI証券がやはり強いですね。ただ、楽天証券も取扱数ではおとるものの国内外の株式や不動産を対象とした低コストのインデックスファンドをしっかりと取り揃えています。

 

SBI証券 確定拠出年金積立プラン(個人型401K)

 

 

個人的にはすでにSBI証券の個人型確定拠出年金で積み立てを行っており、楽天証券に移換するほどのメリットは感じませんでした。ただ、これから新たに開始する人であれば楽天証券も口座開設候補の1つとして検討してみるのも悪くないと思います。

 

現時点では、個人型確定拠出年金にはあまりガッツリ投資するつもりはなく毎月数千円程度を予定している人は管理手数料が安い楽天証券、毎月ガッツリ積み立てて50万円を直ぐに超えそうであるなら金融商品数が多いSBI証券を選択するのがベストといえそうです。

 

楽天証券とSBI証券がしっかりと競い合ってくれれば、利用する個人投資家にとってメリットが出てきそうですね。個人型確定拠出年金を盛り上げる意味でも、これから楽天証券には頑張ってもらいたいところです。