NISAはどのくらい利用されているの?
個人投資家ならぜひとも利用したい少額投資非課税制度のNISAではありますが、現実としてどの程度の国民が利用していて、そのような金融商品に投資してるのでしょうか。
ここでは金融庁が調査した結果を紹介したいと思います。
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NISAの口座開設数
年代 | NISA口座数 | 比率 |
---|---|---|
20代 | 42万9,434 | 4.5% |
30代 | 92万4,845 | 9.7% |
40代 | 137万8,293 | 14.4% |
50代 | 163万5,890 | 17.1% |
60代 | 252万7,818 | 26.4% |
70代 | 191万4,587 | 20.0% |
80代 | 76万4,578 | 8.0% |
合計 | 957万5,445 | 100% |
金融庁:NISA口座の開設・利用状況調査(平成27年9月末現在)
年代別比率については、小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があるとのこと。
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調査の対象となっているのはNISA取扱全金融機関701法人となっています。
こうして見るとやはり高齢者の利用が目立ちますね。その一方で若い世代の利用が少なくなっていることが分かります。
将来の年金問題を考えると、若い世代こそもっとNISAを活用すべきなんでしょうが、いろいろとお金がかかる時期でもあり、投資に回す余裕がないのも理由の1つかもしれませんね。
日本政府には高齢者ばかり優遇するのではなく、働く若い世代がもっと明るい未来を持てるような政策を打ち出してもらいたいものです。
NISA口座での人気金融商品
金融商品 | 買付け額 | 比率 |
---|---|---|
投資信託 | 3 兆8,381億7,130万円 | 65.4% |
上場株式 | 1兆8,932億5,939万円 | 32.3% |
ETF | 837億5,928万円 | 1.4% |
REIT | 513億1,966万円 | 0.9% |
金融庁:NISA口座の開設・利用状況調査(平成27年9月末現在)
NISA口座内では投資信託(ファンド)が圧倒的に人気があるようですね。次いで、上場株式、ETF、RIETの順となっています。
ただ、投資信託を購入する際には、手数料(コスト)には注意したいところです。基本的には信託報酬が低い、インデックスファンドを中心に購入するのが良いと思います。
銀行員や証券会社のセールスマンが勧めるような割高なコストがかかるアクティブファンドを購入するようなことは控えたいものです。