アブラハム・プライベートバンクの評価・体験談
ネットで自分に合った海外ファンドの投資助言会社を探している中で、アブラハム・プライベートバンクという会社に行き着きました。
興味を持ったのでいろいろ調べてみるとアブラハム・プライベートバンクは、富裕層限定プライベートクラブ「ゆかし」を運営しているアブラハム・グループの子会社で、日本最大級の投資助言会社であることが分かりました。
アブラハムの株主には、 「東京海上日動火災保険」「ジャフコ」「みずほキャピタル」などが名を連ねるなど、他の投資助言会社よりも安心感があるように感じました。
また、ロイター・NHK・日経新聞・Yahoo等の大手メディアでも取り上げられた実績があることも確認しています。
そこで実際に投資助言会社として問題ないか、海外ファンドの投資助言会社の選び方をもとに以下の項目についてチェックしてみました。
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アブラハム・プライベートバンク株式会社は2016年1月18日、社名を「アブラハム・プライベートバンク株式会社」から「ヘッジファンドダイレクト株式会社」に変更しています。
それに伴い、株主もあゆみトラスト・ホールディングス株式会社100%となっています。
金融庁の許可(投資助言業)を得ているか?
アブラハム・プライベートバンクは、関東財務局の許可(第532号 投資助言業)を得て営業しています。
また、社団法人の日本証券投資顧問業協会の会員(会員番号011-01344)にもなっています。
特に問題となる点は確認できませんでした。
法令を遵守する会社であるか?
ネットで調べると、アブラハム・プライベートバンクは海外ファンドを販売しているので違法業者ではないかという書き込みがありました。
しかし、実際はファンドの販売は行っていません。あくまで、海外ファンドの購入をサポートする投資助言業に徹しています。メールや電話でもファンドの売り込みは一切ありませんでした。
透明性の高い会社か?
アブラハム・プライベートバンクのコース及び料金は以下の通りになっています。
サービス名 | 入会金 | 年会費 | 投資助言料 |
---|---|---|---|
ウェルスマネジメントコース | 7万円 | 60万円 | 0.945% |
積立マネジメントコース | 0.945% | ||
ファンドセレクトコース | 0.945% |
また、投資金額によって投資助言料の大口割引制度が導入されました。(2012年6月21日現在)
〜1億円 | 3億円〜5億円 | 5億円〜 |
---|---|---|
0.945% | 0.84〜0.63% | 0.42% |
アブラハムの投資助言料の算出方法
アブラハムで1億円以下の海外ファンドに投資した場合、投資助言料の算出方法は以下の通りになります。
投資助言料=Net投資額×為替(※)/円×0.945%
※取引日の選択通貨のレート
みずほ証券や野村証券などのラップ口座よりもかなり安くなっています。
積立マネジメントコースとファンドセレクトコースについては、指定のDVD(インテリッチの投資法)を購入することで、入会金及び年会費が永久無料になります。
ウェルスマネジメントコースはDVDの購入では、無料になりません。だたYUCASEE(ゆかし)会員には、別途入会金・年会費にて特典があります。
投資助言料に関しては全コース共通で、投資を実行するまでは一切課金されません。分からないことがあったら、専任のスタッフに何度でも相談することができます。
海外ファンドの投資助言会社は、入会金や年会費がネックになり、なかなか投資に踏み切れない場合が多いです。アブラハム・プライベートバンクの場合、DVDを1度購入すれば投資助言料のみですむのは助かります。
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最低投資額が無理のない範囲である
アブラハム・プライベートバンクの最低投資額は以下の通りになっています。
サービス名 | 最低投資額 |
---|---|
ウェルスマネジメントコース | 純金融資産1億円以上。その一部の数千万円を運用する人を対象。 |
積立マネジメントコース | 毎月10万円以上の投資余力がある人を対象。ただし、確認した範囲では、月5万円程度から投資可能なファンドもあり。 |
ファンドセレクトコース | 一括して500万円以上を運用する人を対象。ただし、確認した範囲では、300万円程度から投資可能なファンドもあり。 |
私を含めて、一般的な人は積立マネジメントコース又はファンドセレクトコースを選ぶことになると思います。
手数料や労力・費用対効果などを考えると、毎月5万円の積立又は一括300万円程度が海外ファンドを購入する際の目安になります。
他の投資助言会社の場合でも、これよりも少ない最低投資額のところはほどんどありませんでした。
そのため、これ以下の投資資金の場合は、国内ETFや海外ETFでインデックス投資を行うのが無難ではないかと思います。
月5万円で積立投資ができる「いつかはゆかし」
アブラハム・プライベートバンクは、月5万円から海外ファンドに積立投資ができる「いつかはゆかし」のサービスを開始しました。
こちらのサービスは、年会費が19,800円と安くなっているので、「月の積立額は5万円程度を想定」「一括投資よりも積立投資を希望」している個人投資家の人は検討する価値があると思います。
■詳細については以下の関連ページを作成したのでチェックして見て下さい。
「インテリッチの投資法」のDVDについて
アブラハム・プライベートバンクの積立マネジメントコースやファンドセレクトコースの具体的な話や海外ファンドの投資相談をしたい場合は、「インテリッチの投資法」のDVDを購入することになります。
厳密に言うと入会するとDVDが特典として付いてきます。まあ、ここではあまり細かいことは気にしないでおきましょう。
「インテリッチの投資法」のDVDを購入するとDVD用冊子1冊とDVD2枚(戦略編・実践編)が送られてきます。
DVD用冊子
DVD(戦略編)
DVD(実践編)
DVDの内容に関してですが、資産運用やインデックス投資関連の本を4〜5冊程度読んだことがある人ならどこかで聞いたことがあるような内容が多いと感じると思います。
データなどを交えて解説が進み、最終的に「プラスアルファを求めるなら海外ファンドへ投資しませんか?」という流れになっています。
コンサル&サポートに価値がある
私個人の考えとしては、このDVDの中身自体はそれほど重要だとは考えていませんでした。本当に価値があるのはDVDを購入することにより、専任の担当者からコンサル&サポートを受けられることです。
投資可能金額、求めるリターン&リスク、いつまでにいくらの資産があればよいのか?など人によって全く違います。自分の希望条件に合った最適の海外ファンドを提案してもらうことがこのDVDの本当の価値になります。
万が一、納得いかなかったり、希望の海外ファンドが見つからなかった場合は、DVDが届いてから30日以内であれば返品が可能になっています。つまり満足できない場合は全額返金してもらえるということです。
これは、サービスに自信がないとなかなかできないことだと思います。実際に投資するまで、コチラのリスクはゼロにできるところもアブラハム・プライベートバンクの特徴です。
会社訪問するのが望ましい
私の場合、DVDを購入後に専任のコンサルタントの方といろいろとやり取りを行いました。その後、アブラハム・プライベートバンクの会社を実際に訪問してから海外ファンドを購入しました。
メールや電話のやり取りだけでも海外ファンドの購入は可能です。しかし、できることなら一度時間を作って、あなた自身の目でアブラハム・プライベートバンクがどのような会社であるか確認することをおすすめします。
一般の人にとって、海外ファンドは決して安い買い物ではありません。後で後悔しないよう、できる出来る限りのことはしておきたいものです。
最終的には、希望条件にかなり近いファンドが購入できたので満足しています。ファンドは直接購入することになるのですが、サポートもしっかりしてもらったので、英語が苦手な私でもスムーズに購入することができました。
※アブラハムに投資資金を預けることは一切ありません。
基本的には、ファンド購入時や購入後もファンド運営会社から電話などは掛かってくることはないようです。
海外ファンドを購入するのに、海外口座を開設する必要はありません。海外ファンドを購入する際に、海外口座の開設ツアーを強引に勧めてくる業者には十分に注意して下さい。
後は、購入したファンドの運用が良ければ言うことはありません。購入後のモニタリング・フォローもしっかりとやってもらえるので、毎月の報告を楽しみに待ちたいと思います。
このサイトでも私が購入した海外ファンドの運用結果を掲載しています。興味がある方は、ご確認下さい。
インテリッチの投資法はこんな人におすすめ
インデックス投資を長年続けているが含み損だけが膨らんでいる。このまま続けて良いか迷っている。
30〜40代で将来の年金に不安がある。
円資産だけに極端に偏っている。
外貨の使い道を探している。
ワールド リート オープンを投資先として考えている。
グローバル ソブリン オープンを年金代わりに考えている。
ブラジル・ボンド・豪ドルの通貨型ファンドを投資先として考えている。
HSBCプレミアの口座開設を検討している。
HSBCプレミアのファンドに満足していない。
このような人は、一度「インテリッチの投資法DVD」を見てみることをおすすめします。
アムラハムの業務停止命令について
- 無登録で海外ファンドの募集又は私募の取扱いを行っている状況
- 著しく事実に相違する表示又は著しく人を誤認させるような表示のある広告をする行為
- 顧客の利益に追加するため財産上の利益を提供する行為
海外口座を開設しなくても海外ファンドに直接アクセスできるというサービスのコンセプト自体は悪くなかったと思いますが、運営のやり方に問題がありましたね・・・。
中国不動産に投資した時もそうだったのですが、海外投資するときは投資以外のところ(仲介会社など)で問題が発生することが多いです。
「何に投資するのか」ということも確かに大切ですが、「誰を通して投資するのか」ということの大切さも痛感しますね。
私が投資していたのは積み立てファンドではなかったので、いつでも解約できるのですが、さてどうしたものか・・・。
【追記】
アブラハムグループ関連の社名及び商号変更
2016年1月18日にアブラハムグループ関連の社名及び商号変更は以下のように変更されています。間違いのないように気をつけて下さい。
変更前 | 変更後 |
---|---|
アブラハム グループ | あゆみトラスト グループ |
アブラハム・グループ・ホールディングス株式会社 | あゆみトラスト・ホールディングス株式会社 |
アブラハム・プライベートバンク株式会社 | ヘッジファンドダイレクト株式会社 |
アブラハム・ウェルスメディア株式会社 | ゆかしウェルスメディア株式会社 |
アブラハム・ウェルスマネジメント株式会社 | 変更なし |
ヘッジファンドダイレクト株式会社(旧アブラハム・プライベートバンク)会社情報
会社名 | ヘッジファンドダイレクト株式会社 |
---|---|
住所 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-12-1 虎ノ門ワイコービル3F |
設立年月 | 2004年8月 |
資本金・資本準備金 | 5億4760万円 |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第532号投資助言業 |
主要株主 | あゆみトラスト・ホールディングス株式会社100% |